Ⅰ. はじめに

本ブログ「$のなる木」をお目に留めて頂きありがとうございます。
今回は最近SNSの投資界隈よく話の出ることの多くなった『米国株 vs 全世界株』論争について考えてみたいと思います。
正直なところ、銘柄としてはどちらも非常に優秀の為、これは個々の判断によるところが大きいですが、それぞれのメリット・デメリットについて解説をしていきます。
来年2024年度から始まる新NISA制度のため、現在検討中の投資初心者様の参考になれば幸いです。
是非最後までお読みいただきNISAへの検討銘柄にして頂けると幸いです。
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Ⅱ. 米国株投資と全世界株投資の違いについて
まず簡単に米国株投資と全世界株投資の違いについてです。
主にアメリカ合衆国の企業が上場する株式市場であるNYSEやNASDAQなどで取引される株式を中心に投資すること。

世界各国の企業が上場する株式市場であるMSCI World Indexなどの指数に基づいて、世界中の株式に分散投資すること。

参考までに楽天VTI(全米株)と楽天VT(全世界株)の構成銘柄の比較(一部)を見てみましょう。
楽天VTは、世界の株式市場をカバーするために設計されたインデックスファンドで、楽天VTIは米国の株式市場に特化したインデックスファンドです。
| 銘柄 | 楽天VT | 楽天VTI |
|---|---|---|
| Apple Inc. | ○ | ○ |
| Microsoft Corporation | ○ | ○ |
| Amazon.com Inc. | ○ | ○ |
| Facebook Inc. | ○ | ○ |
| Alphabet Inc. (Class C) | ○ | ○ |
| Berkshire Hathaway Inc. (Class B) | ○ | ○ |
| JPMorgan Chase & Co. | ○ | ○ |
| Johnson & Johnson | ○ | ○ |
| Procter & Gamble Co. | ○ | ○ |
| Visa Inc. | ○ | ○ |
| Nestle S.A. | ○ | × |
| Toyota Motor Corp. | ○ | × |
| Alibaba Group Holding Ltd. | ○ | × |
| Samsung Electronics Co. Ltd. | ○ | × |
| Tencent Holdings Ltd. | ○ | × |
このように楽天VTI(全米株)と楽天VT(全世界株)では主要米国企業についてはどちらにも含まれていますが、米国以外の国の銘柄が含まれません。
Ⅲ. 米国株投資のメリットとデメリット
次に米国株投資と全世界株投資にはそれぞれメリットとデメリットがありますので見ていきます。
✅米国株投資のメリット
・巨大市場で優良企業が多い。
・長期的に見たときの収益性が高い。
・データや情報の入手がしやすい。
・通貨リスクの影響を受けにくい。
☑ 巨大市場で優良企業が多い
⇒米国市場は世界最大の経済規模であり多くの有名企業が存在するため、多様な業種・企業に投資が可能である。
☑ 長期的に見たときの収益性が高い
⇒米国市場は多くの優良企業が存在することから、長期的に見たときの投資収益性が高いとされている。
☑ データや情報の入手が容易
⇒米国企業は定期的に財務諸表などの情報を公開することが義務づけられているため、情報の入手が簡単です。
☑ 通貨リスクの影響を受けにくい
⇒米国株式に投資する場合、通貨リスクの影響を受けにくいため比較的安定した投資ができる。
✅米国株投資のデメリット
・米国経済の状況で収益性が左右される
・税金や手数料が高い
・為替リスクの影響を受ける
☑ 単一市場リスクを抱える
⇒米国株式に投資する場合、米国経済の状況によって収益性が左右されるため単一市場リスクを抱える。
☑ 税金や手数料が高い
⇒米国株式に投資する場合、米国内の証券会社を通じて投資を行う必要があるため、手数料や税金が高くつくことがある。
☑ 為替リスクの影響を受ける
⇒米国株式に投資する場合、為替リスクの影響を受けるため、円高や円安の影響を受ける可能性がある。
Ⅳ. 全世界株投資のメリットとデメリット
✅全世界株投資のメリット
・分散投資が可能
・世界経済全体を取り込んだ収益性が高い
・為替リスクのヘッジが容易
・成長市場にアクセスできる
☑ 分散投資が可能
⇒全世界の企業に投資することで、リスク分散が可能である。各国の経済や企業の動向による影響を受けにくいため、リスク分散が容易に行える。
☑ 世界経済全体を取り込んだ収益性が高い
⇒全世界の株式に投資することで、世界経済全体の成長に伴う収益性が期待できる。また、国内の景気変動に左右されにくく、グローバルな投資先によってリスクを抑えたポートフォリオを構築できる。
☑ 為替リスクのヘッジが容易
⇒全世界株式に投資する場合、為替リスクを軽減するための方法が存在する。たとえば、為替リスクのヘッジとして、外貨建てのファンドを選択することができる。
☑ 成長市場にアクセスできる
⇒全世界株式に投資することで新興国や成長市場にアクセスすることができる。これによりグローバルな視野を持ち、収益性の高い投資先を探すことができる。
✅全世界株投資のデメリット
・地政学的なリスクを抱える
・投資対象企業の選定が難しい
・手数料が高い
☑ 地政学的なリスクを抱える
⇒全世界株式に投資する場合、地政学的なリスクが存在する。たとえば、紛争や天災などの影響によって株式市場が大きく動くことがある。
☑ 投資対象企業の選定が難しい
⇒全世界の企業に投資する場合、投資対象企業の選定が難しい場合がある。特に、新興国や成長市場の企業については情報が不足していることが多く、投資リスクが高いとされている。
☑ 手数料が高い
⇒全世界株式に投資する場合、国内の証券会社から投資を行う場合、海外株式投資に関する手数料が高くなることがある。
Ⅴ. 米国株投資と全世界株投資のどちらを選ぶべきか?
投資家が自分にとって最適な選択肢を選ぶためのポイント
投資家が自分にとって最適な選択肢を選ぶためには、以下のポイントが重要です。
●投資目的に合わせた選択
投資家が何の目的で投資を行うかによって、投資先や投資スタイルが異なります。自分がどのような目的で投資を行いたいのかを明確にし、それに合わせて投資先を選択することが大切です。
●リスク許容度を考慮した選択
投資家がどの程度のリスクを許容できるかによって、投資先や投資スタイルが異なります。自分がどの程度のリスクを許容できるのかを把握し、それに合わせて投資先を選択することが重要です。
●分散投資の重要性
分散投資は、投資先のリスクを軽減するために重要です。ある投資先が不調であっても、他の投資先でリターンを上げることができるため、全体的な投資リスクを抑えることができます。
●コストを比較すること
投資に伴うコストは、投資リターンに大きな影響を与えることがあります。投資先や投資スタイルによって、手数料や為替手数料などのコストが異なるため、複数の選択肢を比較して、コスト面でも優れた投資先を選択することが重要です。
以上のポイントを踏まえて、投資家は自分に合った投資先や投資スタイルを選択することが大切です。
全世界株の約6割は米国株という真実
下図は、全世界株式に投資する投資信託「楽天VT」の2022年11月末時点の国別構成比率です。
このグラフからも分かるとおり、全世界の中でも米国株の時価総額は約6割にもおよびます。
そのため、以上を踏まえると下記のように言い換えると・・・
どちらも「米国株も全世界株式」もメインでの投資先は同じ。
全世界株式の約6割は米国株。両者の主要投資先は同じ米国ということになります。
米国株投資と全世界株投資のどちらを選ぶべきか?の回答
正解はありませんが下記のパターンのどちらに当てはまるかで購入先を選ぶ形で問題ないと思います。
✅パターン1:米国株が世界株より成長するシナリオに賭ける
⇒ 下記のイメージが近い考えの方⇩ =『全米株への投資』
- GAFAMを中心に常に世界の先を進むのは米国
- 米国株だけでも分散投資が出来ている
- カントリーリスクはあまり必要ない
✅パターン2:世界株が米国株より成長するシナリオに賭ける
⇒ 上記のイメージが近い考えの方⇩ =『全世界株への投資』
- 特定の地域への投資は、同地域の成長が滞るリスクがある
- これからはインドや中国も投資対象からは外せない
- カントリーリスクを考えたい
★投資に関してはこちらの記事にまとめてますので参考にして頂けたらと思います⇩
Ⅵ. 米国株投資と全世界株投資に関しての私の投資法
当ブログ管理者については、VTI(全米株)もVT(全世界株)のどちらも好きなので保有をしていますが、どちらか一方に投資資金の全振りはしていません。
また、VTIについては下記のように銘柄を分けて保有をしています。
●VTI(全米株)
- ⇒VOO(S&P 大型株 ETF)
- ⇒IJR(S&P 小型株 ETF)
しかしながら、VT(全世界株)に関しては分けるのが難しい為、そのまま保有しています。
Ⅵ. まとめ
今回は米国株 vs 全世界株について考えてみましたが、個人的にはどちらもとても優秀な銘柄で1つでも十分に分散投資も可能であり、長期投資をする価値があると感じます。
また巷では米国株か全世界、どちらが最適解であるかを決めがちですが、どちらか一方だけに投資しないといけないわけではないのでどちらにも投資するという選択もあると思います。
現在はネット証券なども充実しているため、米国株のVTやVTIを購入も可能ですし、投資信託として楽天VTや楽天VTIも検討が可能です。
それぞれの良いところを見定めながら自身のポートフォリオに組み込むことで、長期投資の基盤が安定すると思います。
では今回はこの辺で。
★投資に関する注意点はこちら⇩







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