I. はじめに


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✅記事の信頼性

2025年3月3日にSBI証券にて待望の取り扱いが開始した「FEPI」
この利回り25%オーバーの銘柄を基に、配当生活を送るための具体的な戦略,金額を考えます。
誰もが憧れる配当金生活において、潤沢な配当金を生んでくれる「FEPI」でいくら投資すれば、その夢の生活に到達ができるのかを一緒に見ていきましょう。
なお、「FEPI」の詳しい解説についてはこちらをご確認ください。
Ⅱ. JEPQで配当生活するために必要な生活費
まずは配当金生活を考える前に、1か月あたりの生活費が必要かを考えます。
なぜなら配当生活をする場合には、下記の公式が当てはまるため生活費を考えることで、目指すべき配当金が分かります。
生活費 < 配当金 = 配当金生活達成
今回はこの構図を達成するため下記3パターンの生活費を割り出しました。
参考にしたのは「家計調査報告書」2023年(令和5年)総務省統計局e-Statの資料です。
それぞれを考えていきたいと思います。
| 家族形態 | 一般的な生活費平均 |
|---|---|
| 1人暮らし | 約167,620円 |
| 同棲カップル | 約264,238円 |
| 4人家族 | 約323,324円 |
※「家計調査報告書」2023年(令和5年)総務省統計局e-Stat
生活費には個別要素が大きいのは百も承知です。
「都内/地方」,「車の有無」,「子供の年齢」など変動要因がありますよね。
しかしながら1つずつ考えていくとキリが無いため今回はこの数値に基づいて考えます。
Ⅲ. FEPIで配当生活するために必要な投資額

ここでは先ほどの生活費の3パターンで計算をしていきます。
前提として2023年5末時点での「JEPQ」の数字は下記の通りです。
| ティッカーシンボル | FEPI |
| 名称 | REX FANG & イノベーション・ エクイティ・プレミアム・インカム ETF |
| 運用会社 | REX Shares |
| 2025年3月の株価 | $44.37(円換算 約6,655円) |
| 経費率 | 0.65% |
| 配当月 | 毎月 年12回配当 |
| 直近配当 | $0.9805(円換算 約147円) |
| 利回り | 約26.52% |
$13.4925(円換算 約2,023円)※1$=150円
- 2025年3月時点での参考値⇩
- JEPQの現在価格 $44.37(約6,655円)
- JEPQの2024年のアベレージ配当金 $0.453583(約71円)
- 想定年間配当合計$13.4925(約2,023円)
- 想定利回り26.52%
参考までに2023年11月からの全期間の配当金の推移はこちらです⇩

まだまだ出来てすぐのETFの為、今後も安定して配当金を出すかは、今のところ何とも言えないですね。
1人暮らしでの必要金額
1人暮らしの必要金額は月々167,620円(年間2,011,440円)になりますので下記の通りです
年間2,011,440円 ÷ 年間配当金2,023円 = 必要なFEPIの株数995枚
必要FEPIの株数995枚 × 株価6,655円 = 必要な投資金額 約6,621,725円
1人暮らし(167,620円)をFEPIの配当金のみで受け取るには、上記のような投資総額が必要になることがわかりました。
同棲カップル(2人暮らし)での必要金額
同棲カップルの必要金額は月々264,238円(年間3,170,856円)になりますので下記の通りです
年間3,170,856円 ÷ 年間配当金2,023円 = 必要なJEPQの株数1,568枚
必要FEPIの株数1,568枚 × 株価6,655円 = 必要な投資金額 約10,435,040円
同棲カップル(264,238円)をFEPIの配当金のみで受け取るには、上記のような投資総額が必要になることがわかりました。
4人家族での必要金額
4人家族の必要金額は月々323,324円(年間3,879,888円)になりますので下記の通りです
年間3,879,888円 ÷ 年間配当金2,023円 = 必要なFEPIの株数1,918枚
必要FEPIの株数1,918枚 × 株価6,655円 = 必要な投資金額 約12,764,290円
4人家族(280,000円)をFEPIの配当金のみで受け取るには、上記のような投資総額が必要になることがわかりました。
Ⅳ. FEPIで配当生活をするにあたっての注意事項

配当生活をするにあたっての注意事項は配当金や配当利回りに注目する視点はもちろん大切です。
ですが、「これからも配当金が継続的に続くのか」という視点も意識してみましょう。
FEPIは設定日が2023年11月となっており、運用の実績が長くありません。
●2023年11月からの毎月の配当金推移⇩
大きな暴落が起きた時にどういった動きを見せるか、暴落でどの程度の分配金が支払われるのか支払われないのかなど、不透明な部分が多く注視していく必要があります。
また、2024年の配当金で計算をすると1株当たり円換算で約2023円の配当がありますが、毎月の配当金は安定しておらず毎月の増減が有りますので、その点も注意が必要です。
V. FEPIで配当生活をより強固にするアイディア

前項の注意点でもあったように、FEPIはとても魅力的なETFではありますが、まだまだ日が浅く、当ブログ管理者の感覚としては信用性に欠ける印象があります。
トータルの利回りは下がりますが、世界3代運用会社の高配当ETFなどをポートフォリオに組み込むことで、より強固で安定した配当金生活を送るのも一案かと思います。
2025年2月時点の「VYM」「SPYD」「HDV」の違いは以下の通りです。
| 銘柄 | VYM | SPYD | HDV |
| 運用会社 | Vanguard | State Street | Black Rock |
| 構成銘柄数 | 約440銘柄 | 約80銘柄 | 約75銘柄 |
| 基準価額 | 103.23$ | 36.10$ | 99.41$ |
| 配当利回り | 3.19% | 4.77% | 4.02% |
| 経費率 | 0.06% | 0.07% | 0.08% |
FEPIや高配当ETFが買えるお勧めの証券会社
今回のETFはネット証券などでは購入が可能ですが、当ブログの管理者は株・ETFを購入する際にはネット証券のSBI証券を利用しています。
現在いくつかのネット証券や窓口での証券会社はありますが、ら当ブログ管理者は一貫してSBI証券を一番押しています!!
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Ⅵ. さいごに

今回のシュミレーションでは税金・信託報酬を考慮せずに計算していますので、実際の運用においては、ここまで上手くいかない可能性が高いと思います。
配当利回りはとても高く魅力的には見えますが、その高配当のみに目が行ってしまいリスクを考えないと危険だと感じました。
利回りは下がりますが、より多くの銘柄、セクター、投資会社への分散が重要だと思います。
では今回はこの辺で。
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