現金比率の運用戦略と注意点とは。投資での現金比率をどのように決定すべきかを考える

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資産運用

本ブログ「のなる」をお目に留めていただきありがとうございます。

今回は投資を行う上で、必ずと言っていいほど悩まれる【現金比率=キャッシュポジション】について、その概要やおすすめの方法について解説していきます。

これから株式投資をしてみたい方や、いくら分投資に回せばよいか分からない方などの役に立つと幸いです。

それでは早速見ていきます。

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I. はじめに

現金比率とは

投資家がポートフォリオにおいて現金を占める割合のこと。これは投資家が保有している資産のうち、現金や現金同等物の割合を示す指標です。

現金比率は投資において、とても重要な役割を果たすのは事実です。これは疑う人は居ないと思います。

現金比率が高い場合には、市場の変動やリスクに対して比較的安定したポートフォリオを維持することができ、現金比率が低い場合には株式や債券などの資産によって市場リスクに対処しなければならなくなります。

現金比率を調整することによって、投資家はポートフォリオのリスクやリターンを最適化することができると同時に、適切な現金比率を維持することで投資目的やリスク許容度に応じた適切なポートフォリオを構築することができます。

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Ⅱ. 現金比率を考える際に考慮すべき要素

考慮すべき要素は主に4つあります。

  • 投資目的
  • リスク許容度
  • 市場トレンド
  • 金利動向

投資目的について
投資目的に応じた現金比率を設定することが重要です。例えば、将来の資金需要に備えるために現金比率を高く設定すること。リタイア後の生活資金として必要な現金を確保するために、現金比率を高める。投資目的によってこのような現金比率をコントロールが可能です。

リスク許容度について
リスク許容度も現金比率の決定に影響を与えます。リスクを許容して高いリターンを追求する場合には現金比率を低く設定し、リスクを回避したい場合には、現金比率を高く設定します。

市場トレンドについて
市場トレンドも現金比率の決定に重要な要素です。株価が高騰しているときには、市場リスクが高いと判断されることがあり、その場合には現金比率を高めてリスク回避を図ることができます。

金利動向について
金利動向も現金比率に影響を与え、金利が低い場合には現金を保有してもあまり利回りが期待できないため、現金比率を低くすることが多いです。一方、金利が高い場合には現金比率を高くすることでリスクを回避し、安定した利回りを確保することができます。

以上のように、投資目的やリスク許容度、市場トレンド、金利動向などの要素を考慮して、適切な現金比率を設定することが大切です。

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Ⅲ. 現金比率が高いポートフォリオの特徴と運用戦略

Ⅲ-1.リスク管理やポートフォリオ保全の重要性

現金比率が高いポートフォリオ

①安定性が高く、リスクが低い
②リスク管理やポートフォリオ保全の重要性が高い

=安定性が高くリスクが低いについて

現金比率が高いことで、急激な市場変動に対するリスク回避が可能となります。しかし、現金比率が高すぎる場合、ポートフォリオのパフォーマンスが低下する可能性があります。

現金比率が高いポートフォリオの運用戦略としては、積極的にキャッシュマネジメントを行い、投資対象となる銘柄や資産クラスの状況を常に監視することが挙げられます。

現金比率が高い場合でも、ポートフォリオの銘柄構成によってはリスクがあることには注意が必要です。

=リスク管理やポートフォリオ保全の重要性が高いについて

現金比率が高すぎる場合、インフレーションや資産価値の低下によってリターンが損なわれる可能性があります。適切な現金比率の設定とポートフォリオのバランスを保つことが重要となります。

ポートフォリオにおいてリバランスを行うことも重要で、市場状況によっては現金比率が高くなりすぎる場合があります。そのような場合には、リバランスによってポートフォリオのバランスを取り戻すことが必要です。

以上のように、現金比率が高いポートフォリオの運用戦略やリスク管理、ポートフォリオ保全の重要性については、適切なキャッシュマネジメントとポートフォリオのバランスを保つことが重要であると言えます。

Ⅲ-2.どのような運用戦略が適しているか

現金比率が高いポートフォリオは、市場変動に強く、リスクを抑えたポートフォリオとされます。

適切な運用戦略を選ばなければ、過剰な現金保有によるリターン低下やインフレリスクを引き起こすこともありますので注意が必要です。

現金比率が高い=株式や債券の比率が低い

これはポートフォリオのリターンは低いことを意味します。

そのため配当利回りの高い株式やインフレに強いリアル資産に投資することで、リターンの向上を目指すことが大切になってきます。

また、現金比率を運用中に柔軟に調整することで市場の変動に対応することができます。

ただし、過剰な現金保有はポートフォリオのリターンを圧迫するため、十分なリスク許容度を持ち、ポートフォリオ全体をバランス良く配分することが重要となります。

★参考になる記事はこちら⇩

Ⅳ. 現金比率が低いポートフォリオの特徴と運用戦略

Ⅳ-1.現金比率が低いポートフォリオでのリバランスの重要性

現金比率が低いポートフォリオは、リスクを取ってリターンを追求するポートフォリオとされます。

株式や債券などの資産を積極的に保有するためリターンの期待値は高いとされます。

現金比率が低い=株式や債券の比率が高い

しかし、市場変動の影響を受けやすく、リスクも高いという特徴があります。

現金比率が低いポートフォリオにおいてはリバランスが非常に重要です。

市場変動によって資産配分が直ぐに変わってしまうため、一定期間ごとに資産配分を「見直し⇒元の配分に戻す」ことが必要です。

これによりリスクを抑えたポートフォリオを維持することができます。

ポートフォリオ全体のリスク許容度投資目的に合わせて資産配分を適切に決定することが大切です。

最後に投資家は市場トレンド金利動向などを常に意識しながら、ポートフォリオの現金比率を適切に設定することで、ポートフォリオのリターンを最大化することができます。

Ⅳ-2.現金比率が低い場合、どのような運用戦略が適しているか

先ほどリバランスが非常に重要と書きましたが、定義はこちらです。

リバランスとは

市場価格の変動によって資産配分が変化した場合に資産の配分比率を調整すること。

例えば、株式市場が好調で株式の価格が上昇した場合、ポートフォリオ内の株式の割合が高くなりすぎることがあります。そのため定期的にポートフォリオ内の株式や債券の配分比率を調整することで、リスクを適正に保ちながら収益を最大化することができます。

また、低コストのインデックスファンドを利用したバイ&ホールド戦略や長期的な投資目的を持ち、市場の変動にあまり左右されない投資家に適した成長株や高配当株への投資戦略も有効です。

V. 現金比率を決定するためのおすすめの方法

現金比率を決定する際に参考にできる経験則や方法はいくつかあります。当方の考える初心者にお勧めの方法はこちらです。

現金比率おすすめの方法

自身の年齢+個別要因 = 現金比率

これは自身の年齢をベースに現金比率を決める方法です。

10代~20代についてはリスク許容度が高く、50代~60代についてはリスク許容度が低いのが一般的です。その特徴をうまく捉えられる比率となりこれは広く知られている目安の基準になります。

年齢現金比率リスク許容度
20代20%~【高い】
30代30%~【やや高い】
40代40%~【普通】
50代50%~【やや低い】
60代60%~【低い】
70代70%~【とても低い】

これはあくまで一つの指標に過ぎず、個人の投資目的やリスク許容度、市場トレンド、金利動向などの要素に応じて変化することがあります。

また、年齢だけでなく、個人の将来の財政状況や投資目標、現在のポートフォリオ構成なども考慮する必要があります。したがって、最適な現金比率を決定するためには、個人の状況や投資目的に合わせた詳細な分析と検討が必要です。

当方のおすすめは先ほどの表のリスク許容度の前提にさらに個々の状況を考慮することが望ましいと考えます。

個別要因現金比率リスク許容度
高収入-5~10%マイナスに作用
独身-5~10%マイナスに作用
積極運用派-5~10%マイナスに作用
資産が多い-5~10%マイナスに作用
家庭持ち+5~10%プラスに作用
子供(1人につき)+5~10%プラスに作用
貯金が少ない+5~10%プラスに作用

【CASE】:40歳(4人家族)で、年収600万円(資産1,000万円)の場合

通常の年齢=現金比率の場合⇩

  • 現金比率:40%(400万)
  • 投資可能比率:60%(600万円)

1000万円の内、現金比率は40%:投資可能額60%となりますが、一般的にはリスク許容度が高すぎるように思います。

そのため個別要因を鑑みた割合⇩

  • 現金比率:60%(600万円)
  • 投資可能比率:40%(400万円)

※現金比率(通常の40%+家庭持ち+10%+子供2人+10%)

このような個別要因を考えた上で、現金比率のバランスを決めることをおすすめします。

※2021年8月に公表された日本銀行調査統計局の資金循環の日米欧比較の資料では、家計の金融資産構成で日本での現預金は保有資産の約54%でした。一方、海外の現預金の保有比率は米国で約13%、ユーロ圏のエリアで約34%となっています。この調査から日本人の現預金の比率は欧米に比べて高い水準であり、欧米の方が投資に積極的ということが分かります。

★参考になる記事はこちら⇩

Ⅵ. 現金比率の決定に影響する心理的要因

続いてこちらの項目では、心理的要因について考えていきます。

投資家の心理的要因は、現金比率の決定に大きな影響を与えます。

具体的な事例としてはこのようなことがあります。

  1. 経済情勢が不安定な場合、現金比率を高めることでリスクを回避の傾向がある。
  2. 過去の投資成績等によって、投資家は自身の判断に偏りを持つことがある。

このような心理的要因によって市場や経済の変化に適応することが難しくなる可能性があります。

適切な分散投資を行い、定期的なリバランスを実施することで、感情に左右されずに効果的な現金比率の決定ができるようになります。

Ⅶ. 現金比率の決定に関する注意点

現金比率を決定する際に重要な要素は、投資目的、リスク許容度、市場トレンド、金利動向などがあることは先ほど解説しましたが、現金比率の決定に関しては下記の3つのポイントも重要です。

  • 長期的な視点での投資
  • 適切なリスク管理
  • 自身の特性を考慮する
長期的な視点での投資

市場変動に左右される短期的な価格変動に惑わされず、長期的な見通しを持ち、株式市場や投資商品の基本的な価値に基づいた投資を行うことで、より安定的な投資収益を得ることができます。

適切なリスク管理

投資においては適切なリスク管理が欠かせません。投資商品や銘柄のリスクや運用方針、投資家自身のリスク許容度を考慮し、適切なポートフォリオ構築を行うことが大切です。リスクを適切に管理することで、投資家の資産を守りつつ、安定的な収益を得ることができます。

自身の特性を考慮

投資家自身の特性を考慮することも重要です。投資家は自身の投資目的、投資スタイル、リスク許容度、キャッシュフローなどの状況に応じて、適切な投資戦略を選ぶ必要があります。また、個人の特性や投資経験に基づき、適切な投資商品や銘柄を選択することが重要です。

これらの要素をバランス良く考慮し、投資家自身の特性に合った投資戦略を構築することで、より効果的な投資を行うことができます。

Ⅷ. まとめ

今回現金比率に関する記事をまとめたことで、現金比率を決定することは、投資家にとって重要な決断であり、長期的な投資成功につながることがわかりました。

投資を行っていく過程で現金比率を適切に管理することで、市場の変動によるリスクを軽減し、ポートフォリオ全体の安定性を保つことができ、過剰な現金保有によって機会損失が生じることも理解することができたと思います。

適切な現金比率を持つことは、リスクとリターンのバランスをとることにつながり、適切なポートフォリオ構築には時間と努力が必要にはなりますが、その結果として長期的な投資成功につながることが期待できることが分かります。

現在投資を考えている方は是非現金比率について意識していただける幸いです。

では今回はこの辺で。

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